お正月の新しい文化として定着しつつある「年明けうどん」。
真っ白なうどんに紅い具材を添えて食べる、新年の縁起物です^^
この記事では、年明けうどんはいつ食べる?縁起のいいおすすめ具材・食べ方をまとめます。
年明けうどんはいつ食べる?期間とタイミング

日本うどん協会が定めた期間で「松の内」と呼ばれるお正月の祝い期間とのこと!
家庭では、
- 元旦の朝食や昼食に食べる
- 初詣のあとに家族で囲む
- おせちに飽きてきた頃(3〜5日頃)に食べる
など、上記の期間内の好きなタイミングで食べます^^
うどん店でも1月中旬まで「年明けうどんフェア」などを開催しているところが多く、
お店でも楽しめるようになっています。
年明けうどんにおすすめの具材は?
年明けうどんの基本ルールは、白いうどんに紅(赤)い具材を1点以上添えること。
紅白の組み合わせは「おめでたさ」や「幸福」の象徴とされ、見た目にも華やかです。
定番の具材には、次のようなものがあります。
| 種類 | 具材例 | 縁起・意味 |
|---|---|---|
| 紅い具材 | 梅干し、かまぼこ、エビ、いくら、紅しょうが、明太子、トマト、カニカマ、パプリカの天ぷら、あんもち など | 赤=魔除け・お祝い・情熱 |
| 白い具材 | ゆずの皮、長ねぎ、大根おろし、豆腐、白ごま など | 白=清らかさ・無垢・新たな始まり |
紅い具材は「赤ければ何でもOK」とされており、地域や家庭によってトッピングもさまざま。
たとえば、
関西では「あんもちうどん」、
香川では「えび天+紅白かまぼこ」、
九州では「明太子」など、
その土地らしさが出るのも魅力です。
また、ゆず皮を散らしたり金粉を少しのせたりすると、お正月らしい華やかさがグッと増しますよ^^
年明けうどんとは?意味と由来をチェック
日本うどん協会が2009年に提唱した新しい食文化。



全国各地のうどん店で定番になりつつあります。
うどんの白は「純白」「清らかさ」を、紅い具材は「おめでたさ」「幸福」を。
紅白の彩りで新年をお祝いする縁起物なんです。
うどんは太く長い形から「長寿」「健康長続き」の象徴とされ、
年の初めに食べることで「その年も元気で幸せに過ごせますように」という願いが込められています。
年明けうどん|年越しそばとの違いは?
「年越しそば」と「年明けうどん」は、どちらも日本の年末年始を象徴する麺料理ですよね。
でも、実は食べる時期も込められた意味もまったく違うんです。
| 比較項目 | 年越しそば | 年明けうどん |
|---|---|---|
| 食べる時期 | 大晦日(12月31日) | 元日〜1月15日 |
| 麺の特徴 | 細く切れやすいそば | 太く長い白いうどん |
| 込められた意味 | 旧年の災いや苦労を“断ち切る” | 新年の幸せ・長寿・健康を“願う” |
そばは「一区切り」・うどんは「新しい始まり」を象徴しています。
年末にそばで厄を落とし、新年にうどんで福を呼び込む――
この流れで食べると、より縁起の良い一年のスタートになりそうです。
年明けうどんの食べ方アレンジ
年明けうどんは、基本のルール(白いうどん+紅い具材)を守れば、アレンジは自由。
お正月らしい彩りを楽しみながら、家庭の味に合わせて工夫できます。
おすすめアレンジ例
- 梅とかまぼこのシンプル紅白うどん
出汁の香りを引き立てる定番の組み合わせ。上に柚子皮を散らすと香りも華やかに。 - えび天うどん(紅白かまぼこ添え)
ぷりっとしたえび天は「長寿」「出世」を願う縁起物。満足感のある一杯です。 - 明太クリームうどん
洋風アレンジ派に人気。ピンク色の明太子で紅白のバランスもバッチリ。 - あんもちうどん(香川風)
お餅の甘みと出汁の塩気が絶妙。お正月のごちそう感もアップします。
また、金粉や三つ葉を少し加えるだけでもお祝いムードに。
器を漆風や朱色に変えると、より新春らしい雰囲気になりますよ。
おせちに飽きてきた頃に作れば、家族でほっと温まれるお正月メニューとしてもぴったりです。
まとめ|年明けうどんで新しい一年をおいしくスタート!
年明けうどんは、元日から1月15日までに食べる新年の縁起物。
白いうどんに紅い具材を添えることで、紅白の彩りが一年の幸せを呼び込むとされています。
具材の決まりはゆるやかで、梅干しやかまぼこ、えび天、明太子など、
赤みのある食材ならどれを選んでもOK。
家にあるもので手軽に作れて、華やかに見えるのが魅力です。
「年越しそば」で一年の厄を落とし、
「年明けうどん」で新しい幸せを願う——
日本らしい切り替えの食文化として、家族みんなで味わうのもいいですね。








